土蔵壁の頁

次世代への伝承=当社の社会的役割。

※ここでは漆喰・土壁等に関する当社の取り組みを紹介します。

小樽歴建修復講座(歴史的建造物の修復実践研修)

これは厚生労働省・小樽市経済部の推奨により当社が行った事業です。

古き良き建物を次世代に伝承すべく行われました。

漆喰は古式に法り、一から配合しドラム缶でのりを焚く。

完成(職業能力大学の建築実習棟の内部にて)




 国指定史跡 旧福原漁場瓦及び土壁復元工事(余市町)

工事概要:壁面の一部にクラックが入って、崩落寸前な箇所を早期の段階で処置。
調査の結果、原因はサイズの違う瓦が混じっていて少しづつ雨が浸入した為。

下見板を外してみると屋根から水が廻って崩落を起こしかけていた。

協議の上基本方針を決める。(こういった物件は開けてみなければ解らない場合が多い。)

工期の都合上、現代工法も取り入れながら進める。(冬はすぐ其処まで来ている。)

一番の問題は土の乾燥状態だ。不完全だと仕上げ面まで亀裂が起きる。

土配合や乾燥方法の工夫により無事仕上げる事が出来た。

妻側戸前の欠けた部分も修復。これは市販の漆喰では無理なので独自に配合する。

最後に屋根からまた水が浸入しない様、瓦を正しく葺き直す。

今回坪49枚型の瓦に対し、坪53枚型の瓦が雑じっていた。


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