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北海道に根ざした技があります

瓦の下地造りから考えた寒地乾式工法を立案。

日本古来の伝統を支える技があります。北海道でも瓦屋根が充分可能です。
北海道の古民家や文化財を守る為にも、誤解された認識は正されなくてはなりません。
(詳しくは今の瓦・昔の瓦のページへ)

積雪・凍害に強い高品質三州耐寒瓦を使用。

昔から本当に良いものは、伝承され生き残ってきました。
瓦は自然から生まれ自然に回帰する、正に今、必要とされる素材です。

北海道に瓦が普及しなかった本当の理由。

江戸後期から明治大正を経て昭和初期まで、北前船に乗って運ばれてきた瓦はニシン漁の繁栄と共に道内各地に広まりました。

そうした建物は重要文化財、歴史的建造物として保存され、おもに小樽・函館など日本海側、その他に今も点在しますが、その多くは百年以上もの年月の中、朽ちはて取り壊されてきたのも事実です。
それはひとえに屋根のメンテナンスを怠り、放置した結果だと言えます。

屋根を守ることは建物を守ることです。

建物を老化させる一番の原因は雨や雪であるのは皆さんも周知のとおりです。

特に屋根から侵入した雨水は野地をつたい内部に浸みてやがては柱を腐らせます。

それなのに何故、そこまで建物を放っておいたのでしょうか?

一番の原因は瓦屋根のメンテナンスが出来る職人が育たなかったからだと当社は考えます。

瓦は当時の北海道で一部の限られた人にしか使用することの出来ない高価なものでした。
当時の人々は屋根に瓦を葺きたくても、手が届かなかったのです。

おもな顧客はニシン漁で沸く網元や北のウォール街と呼ばれた小樽の銀行家や高級役人だったのですが、ニシン漁の衰退とともに、地場に良質の窯元を持たない瓦もまた衰退しました。

それでなくとも一般庶民に普及していない瓦です、仕事がないところに当然、職人が育つはずがありません。

当時の瓦のメンテナンスには、豊かな経験に基づいた確かな技術が必要不可欠なのですが、北海道と言う寒冷地における施工方法を確立するのには、あまりに期間が無さすぎたとも言えるでしょう。

北前船と言う流通手段を失った瓦は、正に北海道に置き去りにされたのです。
その意味で北海道の瓦は本州と比べ、不遇な立場にあったと言えます。

しかし今も当時の瓦が、屋根に残っている建物が数多く存在しています。

これこそが瓦の底力であり実力なのです。

そしてなにより世界中で千四百年前より、生き残っている理由なのです。

※ 北海道と瓦について興味のある方は今の瓦・昔の瓦の頁へどうぞ。

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株式会社 梵陶石(ぼんとうせき)

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