インターネットの功罪

皆さんはユーチューブと言う動画サイトをご存じでしょうか?

先日このサイトを覗いていて腰が抜けるほど驚きました。
なんとそこに20代の自分自身の姿を見つけたからです!
折しもアナログ全盛時代、ちょうど今から30年も前の話ですよ。
当時この映像の存在は知ってはいましたが、ビデオの再生装置は持っておらず、制作関係者(友人ですが)にちらっと見せてもらっただけで忘却の彼方。
まともに観るのは今回が初めてです。
何の下準備もなく、だしぬけに若い頃の自分と対面する事の驚愕たるや如何に・・・
ネット時代だからこその奇跡とも言えるものでしょう。

そう言えば最近、自分が若い頃、某現場で監督だったと言う方から見積もり依頼の電話を頂きました。
こう言うのは大変有難いことですよね。
これからも人との縁を大切にし、末永くお付き合いして頂けるよう、自分自身を鍛錬して行きたいと思います。

いや、それにしてもびっくりしたなぁ~
とりあえずアップしてくれた方に感謝感謝。

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瓦の窯印

今日は瓦の小口に付いている窯印(かまじるし)についてお話します。

焼かれた窯元の刻印、つまりは製造元の証となるものですが、この印を辿れば、北前船で雑多に運ばれてきた多種多様な昔の瓦の故郷を探り当ててあげる事が出来るわけです 。
そうする事により、家人の知られざる家系・ルーツが判明したり、当時のその地域との関わりや背景が明らかにされる等、学術的分野にも有意義に波及します。

北前船の衰退と共に道内に置き去りにされた瓦たち・・・

技術者たちの鍛錬不足が原因で、北海道の風土に瓦が適合しないと誤解されながらも、百年以上人々の生活を守ってきた瓦たちの故郷を知る事。

ほんの些細な自己満足かもしれませんが、私にとってとても大切な事なのです。

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